こんにちは、りすママです🐿
今回は娘のぴよちゃんがリーメンビューゲル装具をつけての日常生活についてお伝えします。
長くなってしまったので【前編】と【後編】に分けています。
【前編】はぴよちゃんの経過がメインです。
お着替え、お風呂、抱っこなどのリーメンビューゲルの注意点だけ参考にしたい場合は【後編】にお進みください😊
治療の経過は個人差があります。また装具についても少しずつメーカーによって仕様が違うと思います。あくまでぴよちゃんの場合として参考にしていただき、治療に関しては主治医、装具販売店スタッフの指示に従ってください。
リーメンビューゲル装置とは…
常に股関節を90度以上の屈曲位に保つ装具。
患児が下肢を伸ばそうとすると、その力が脱臼を整復する力として働く。
【医学書院 発達段階からみた小児看護過程 抜粋】
リーメンビューゲルを装着して1週間の経過
ぴよちゃんは大きい病院で生後4ヶ月で先天性股関節脱臼と診断され、その日にリーメンビューゲルを装着しました。
7月上旬の暑い季節。受診も一苦労…
当日医師による診察後、装具を販売している会社のスタッフより装具の計測をしてもらい、ぴよちゃんにあったリーメンビューゲルをつけてもらいました。その後、医師に装具があっていることを確認してもらい、帰宅となりました。
装具をつけた状態で足を動かすことで2〜3日後に大腿骨頭が臼蓋にはまってくると思います。
その過程で、股関節付近が腫れるかもしれません。
機嫌が悪くなることもあります。
1週間後、また受診してくださいね。
次の受診までのぴよちゃんは…
いつも通り元気で笑顔いっぱい。機嫌が悪くなることはなかったです。比較的ずっとニコニコしていました。
全体的にぷくぷくしていたからか股関節付近が腫れていると感じることもありませんでした。
足はあまり動かしていないように見えたので…きちんと整復できているかとても不安でした。
家族としてはリーメンビューゲルの扱いに慣れず苦戦しましたが、少しずつ慣れていきました。
リーメンビューゲル2週間目
受診したらレントゲン撮影後、医師による診察です。リーメンビューゲルをつけた後の経過を医師に伝えます。
レントゲンと診察の結果…
整復できているみたいです。
次の受診は2週間後で大丈夫ですよ。
ぴよちゃん頑張ったね。よかった!
診察後、装具の販売店スタッフと医師によりリーメンビューゲルの調整をしました。
リーメンビューゲルをつけて2週間経過後くらいで、太腿のしわの左右差がなくなっていることに気づきました。
ぴよちゃん自身が両足を動かすことも増えていきました。
両足をよく動かすからか踵が装具から外れるように。
リーメンビューゲル4週間目
受診後レントゲン撮影からの医師の診察。そこで告げられたのは…
再脱臼しています
足も動かすようになって、太腿のしわの左右差もなくなってるみたいだし、よくなっているに違いない!と思っていたのでとてもショックでした。
装具を少しきつめにして来週また確認しましょう。
診察後はリーメンビューゲルの調整。
踵の部分が装具から外れることがあることも伝え、一緒に調整してもらいました。
リーメンビューゲルをきつめに調整した後もぴよちゃんは足の動かし方や機嫌などいつもと変わらず。
今回も装具の踵の部分が外れやすくなっていました。
左膝裏のリーメンビューゲルが当たる部分の皮膚が少し赤くなり、様子を見ていました。
リーメンビューゲル5週間目
レントゲンと医師による診察。レントゲンと診察の結果、股関節の状態が不安定とのこと。
整復できている時もありますが、脱臼もしやすい状態です。
もう1週間様子を見させてください。
診察後、装具の調整(踵の部分など)を調整してもらいました。
左膝裏の装具が当たる部分が赤くなっていることを医師に伝え、キンダベート軟膏を処方してもらいました。
装具を調整してもらったことで、足を動かしても踵の部分が外れないようになりました。
この受診の3日後くらいに1度だけ機嫌が悪く泣いている日があったのですが、足が原因なのか分かりませんでした…
そのほかは比較的機嫌よく過ごしていました。
リーメンビューゲル6週間目
いつものようにレントゲン撮影後、医師による診察。
この受診で、リーメンビューゲルでは整復不十分のため全身麻酔で徒手整復しギプス固定する必要があることを伝えられました。
全身麻酔下の徒手整復については別の記事でお伝えします。
その4日後に術前検査で受診するまで38日間リーメンビューゲルを装着していました。
リーメンビューゲルでは治療がうまくいきませんでしたが、ぴよちゃんはとても頑張りました。
リーメンビューゲルをつけての日常について
診断されたその日にリーメンビューゲルをつけるようになったぴよちゃん。
特に注意するよう言われたのが…
装具は外さないでください。
常に装着して本人が足を動かすことが一番の治療になります。
医師にこのように伝えられ、装具販売店スタッフより着替えの方法など詳しく説明を受け、注意事項などのプリントをもらいました。
着替えの時は必ず片方は必ず肩ベルトと足の肢位を保つようにしてください。
最初はなんだか不安でしたがリーメンビューゲルに関しては比較的すぐに慣れました。
詳しいことは後編に続きます。