こんにちは。
今回は、私が休職中に通っているリワークという施設について実体験をもとに説明します。
現在、新型コロナウイルスの影響等でサラリーマンのメンタルヘルス不調者は増加傾向にあると言われています。
もし、自分がうつ病などで会社を休職することになった際にどうやって職場復帰すればいいのか、一人で抱え込む方がいるかと思います。
そこで登場してくるのがリワークという施設です。
言葉だけ聞いてもピンと来ない方がいるかと思いますので、実際に私が体験した話も併せて説明いたします。
まずリワークって何?
リワークは「Return to work」の略語になります。別名、「復職支援プログラム」や「職場復帰支援プログラム」ともいいます(私は勝手に「職場復帰訓練所」と周囲には伝えていました」)。
主に、気分障害などの精神疾患(うつ病、双極性障害等)を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーションを行う機関になります。
リワークでは実際どんなことをするの?
復職に向けての訓練を行うということもあり、通常の会社に出社するように、リワークでも決まった時間に通うようトレーニングを行なったり、施設内でパソコン操作訓練(ワード入力や数字入力など)を行います。
私の場合は午前10時00分〜16時00分まででした。
また、復職後にうつ病などを再発しないように認知行動療法(※)を学んだりや対人スキル向上(グループワーク)に取り組んだりします。
(※)認知行動療法とは、柔軟な考え方を行う精神療法になります。例えば、「あと10分しか時間がない」というところを「まだ10分もある」と思考を改め心身のバランスを図るものです。
その他には、ストレス対処講習(自分がどんな時にストレスを感じるのか分析するもの)であったりだとか、アンガーコントロール講習(自身の怒りを上手にコントロールして適切に対処すること)といった講習を行います。
リワークってどこにあるの?
大きく分けて3つになるかと思います。
医療機関で実施(一部自己負担)
地域障害者職業センター(無料)
企業内で実施(企業負担)
私の場合、まず初めに一般企業が実施しているリワークに参加しました。
と言ってもどこに通って良いのか全くわからなかったので、インターネットで最寄りのリワークを検索し、ヒットしたところのホームページを見てから電話を掛けました。
私の場合の流れとしましては…
これはあくまで私個人の場合の流れです。
参加されるリワークの実施箇所によっては流れが異なる場合がございますので、参考までに留めてください。
費用を掛けたくない場合は、地域障害者職業センターを利用されることをお勧めします(公務員利用不可)。
まとめ
私の場合は、3ヶ月通った結果、復職に至りましたが、1ヶ月勤務した後にうつ病が再発し、再度休職となりました。
なので、通ったからといって100%安定した復職が望めるとは限りません。個人差があることはご理解ください。
ただ、企業も休職中の行動が気になりますし、体調も安定して業務に戻ってきてほしいのは当然の考えです。
現在、私は地域障害者職業センター(無料)を利用し、再復職に向けて取り組んでいます。
この記事が休職中の誰かの手助けになれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。