こんにちは。
今回は電気料金についてお話ししたいと思います。
みなさんのご家庭の電気代は高いと感じますか?それとも安いと感じますか?
私は高いなと実感しています。
日本における電気料金平均単価
こちらをご覧ください。
赤い数字が日本全国の家庭向けの電気料金の1kWhあたりの平均単価になります。
この10年で約14%、約3円上昇しています。
たったの3円と思われるかもしれませんが、電気料金の計算の仕組みを知ると結構痛手になります。
計算方法については、後ほど紹介します。
電気料金上昇の原因①
上記表にもあるとおり、「原油価格の高騰」が原因の一つであることは間違いありません。
また、日本全体のエネルギー自給率はわずか約12%しかありません。アメリカは97%です。
エネルギー源である、石油、石炭、液化天然ガス(LNG)はほとんど海外から輸入に依存しています。
つまり、売り手の言い値で買わざるを得ないというのが現実です。
しかし、それだけであれば2016年や2020年は2010年より下がっても良いと思いませんか?
なぜ下げ幅は低くなったのか。それがもう一つの原因になります。
原油価格は電気料金の内訳で言えば「燃料費等調整額」に反映されています。
これは毎月電気料金で変動があります。価格は各電力会社で異なります。
例えば、福岡在住なので、九州電力の2022年6月度では【1.82円/kWh】となっていました。
つまり、500kWh使用すれば、500kWh×1.82円=910円となります。
基本料金と使用量単価以外に上乗せがあります。もちろん、燃料費がマイナスになる時もありますが、
円安や世界情勢と影響を考慮すれば今後も上昇傾向が続く可能性があります。
電気料金上昇の原因②
もう一つは「再生可能エネルギー発電促進賦課金」というものです。
なにそれ?太陽光とか?
太陽光とは我が家にはないけど…。
無いなら払わなくてもいいじゃない?
再生可能エネルギーの固定価格買取制度により電気事業者(電力会社)に再生可能エネルギー電源で発電された電気を買い取ることが義務付けされたんじゃ。
その再生可能エネルギー電源で発電される電気の買取に要する費用は、電気を使用するお客さまに電気料金の一部として負担してもらうように国が決めたんじゃ。ちなみに再生可能エネルギーの固定価格買取制度を作ったのももちろん国じゃ。
そしてこの再生可能エネルギー発電促進賦課金じゃが、毎年単価が更新されるんじゃが…年々高騰しているのじゃ…。
ニュースで大々的に取り上げられるのはトータル金額ばかりで、こうした細かいところは取り上げられないんじゃ。
…。ちなみにどれくらい高騰してるんですか?
申し上げにくいが電気使用量1kWhあたり
2012年 0.22円
2013年 0.35円
2014年 0.75円
2015年 1.58円
2016年 2.25円
2017年 2.64円
2018年 2.90円
2019年 2.95円
2020年 2.98円
2021年 3.36円
2022年 3.45円
つまり、500kWh使ったら2022年は1,725円も…。
そういうことじゃな…。
ちなみに全国共通じゃ。
電気料金の計算方法
九州電力の場合(電力会社や電気契約メニューによって計算方法は若干異なります)
1時間あたりの電気代の計算方法
エアコン(1,500W)を24時間付けっぱなしの場合で計算してみましょう。
「1,500W=1.5kW」「電気料金単価は上記平均単価を例に用います」
(例)1.5kW×24時間×23.2円=835.2円 となります。
まとめ
電気料金や公共料金を支払うならクレジットカードをおすすめします